こんにちは!じゅんです。
今回は「自分のアタマで考えよう、知識にだまされない思考の技術」
について解説していきます。
この本は、ちきりんさんという月間100万PVを集めるプロのブロガーが書いたものです。
ちきりんさんは政治、経済、ビジネスなど幅広いジャンルを情報発信していて
その内容がとてもユニークな考えで人気を集めています。
今回はそんなちきりんさんが書いた1冊を紹介します。
こちらの本を読めば
- 「ちきりんさんが日頃から実践している思考法」
- 「考えるってつまりどういうこと?」
を知ることができます。
では、いきましょう!
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結論、考えるとは思考と知識を区別すること

まず思考と知識はどういうものか説明します。
簡単にいうと、
- 思考→未来
- 知識→過去
ということです。
知識というのは一種の固定観念です。
この知識を持っていると影響を受けてしまい、
うまく思考ができなくなってしまいます。
なぜなら、その持っている知識で情報を楽観的に捉えることも、
悲観的に捉えることもできてしまうからです。
これが何も知らない状態だったらどうなるか?
余計な知識に縛られず、わりと自由に考えをめぐらせることができます。
この本で伝えたい内容はここです。
思考と知識をはっきり区別すること。
つまり、思考する前に知識をいったん捨てることが考える上で大事なことなのです。
もし、ある情報を見た瞬間に
- 「これは賛成だ!」
- 「んーちょっと反対だな」
という意見が出てきたのなら、あなたの余計な知識が影響していると考えた方がいいです。
まずは持っている知識を捨てること。
考える(思考)はその後です。
考えるにはまず意思決定をすること
いくら情報をたくさん集めたところで
結論が出なければ考えたことにはなりません。
なので、結論を出すためにまず意思決定をすることが必要です。
最初に「どうやって結論を出すべきか?」という意思決定をしておけば
考えが明確になるのです。
身近な例でいうと
あなたがある洋服を買おうと思ったけど価格を見て諦めたとします。
なぜあなたはそういう意思決定ができたのでしょうか?
それはあなたが
「この質の服だと、1万円以下じゃないと買わない!」
という意思決定プロセスを持っているからです。
決してその洋服の価格の情報を集めたからではありません。
このように意思決定をすることで
「買うべきか?買わないべきか?」
を判断できるようになるのです。
逆に意思決定をしなければ
いくら考えても結論ができることはありません。
なので、まず考えるには意思決定を最初にすることが大事になるのです。
自分のアタマで考えるやり方

「なぜ?」と問う
「なぜ?」と問うことは理由を探ることです。
例えば、会社の売上が伸びているなら
「なぜ今年の売上は上がっているの?」
と問う感じです。
このなぜ?なぜ?をどんどん突き詰めていけば
本質に近づくことができます。
先ほどの例だと
- 「なぜ売上が伸びた?」→「お客の健康意識が変わったから」
- 「なぜ健康意識が変わった?」→「コロナウイルスの感染が広がっているから」
という感じでなぜ売上が伸びたのかという理由を見つけることができるのです。
「なぜ?」と問うことは
理由を追及するための思考法です。
「だからなんなの?」と問う
「だからなんなの?」は
過去の結果からこれからどういう未来が待っているのか?
という先を考えた思考法です。
例えば、会社の売上でいうと
- 「来月の売上はさらに上がる見込みか?」
- 「上がる見込みであれば、それに向けて自分は何に力を入れるべきか?」
という考えが「だからなんなの?」です。
つまり、次に起こることを予想して
その対応をどう処理していくのかを考えるのが「だからなんなの?」です。
まとめ
今回の本の内容をまとめました。
実際の本では
もっと詳しい具体例を交えて書かれているので
この記事を読んで物足りないと感じた方は
ぜひ手にとって読んでみてください。
ということ今回は
「自分のアタマで考えよう」という本について紹介しました。
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考えるとは思考と知識を区別すること
考える前にはまず意思決定
「なぜ?」「だからなんなの?」と問う